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岩手県九戸郡洋野町種市の対話インタビュー

レポート

2017年より田口康大が映像作家の福原悠介とともに進めているプロジェクト「対話インタビュー」。

その成果の第一弾として、岩手県立種市高校の生徒とともに取り組んだ『岩手県九戸郡洋野町種市の対話インタビュー』のDVDと冊子が完成しました。

DVDにはワークショップに参加した生徒たちが制作した対話インタビュー映像12本が収録。冊子には生徒たちと一緒にワークショップを振り返った座談会の様子などが掲載されています。

ご興味・ご関心をお持ちいただいた方には、DVDの配布もしくは貸し出しをすることも可能ですので下記アドレスまでお問い合わせください。また、対話インタビューの実施にご関心のある方もお気軽にご相談ください。

問い合わせ:kodai14@p.u-tokyo.ac.jp

概要

『岩手県九戸郡洋野町種市の対話インタビュー』は、2017年度に岩手県立種市高等学校にて行われたワークショップの成果として作成したものです。

ワークショップは「海の記憶の伝承プロジェクト」と題し、その土地に住む人々の「記憶を記録する」をテーマに実施しました。

地元の食材を提供する食堂を営む庭さん、種市を代表する職業である南部ダイバーの磯崎さん、海女の根井さんや学校の用務員の庭瀬さんと、高校生であるSOLTメンバーに「インタビュー」をきっかけとした「対話」に挑戦してもらいました。

最終的には、高校生自身が、対話をしている語り手/聞き手それぞれが映る二本の映像を切り替えながら、一本の映像作品としてまとめました。


対話インタビューとは

「対話インタビュー」では、インタビュアーが一方的に質問して情報を聞き出すかたちではなく、誰かに何かを聞くことをきっかけに、お互いのあいだに「対話」が生み出されていくような場づくりを目指しています。

具体的な手法として、語り手と聞き手が向き合い語り合う様子を、二台のビデオカメラで二人それぞれを同じように撮影する形式をとりました。

これは、ドキュメンタリー映画『なみのおと』(監督:酒井耕、濱口竜介)などをヒントにしたもので、2017年から田口康大と福原悠介が、高校などで特別授業として実施してきました。

「対話インタビュー」は、語り手だけでなく聞き手にも向けられる「カメラ」の存在によって、日常会話とは違う「対話」という行為を意識し、同時にそこに映っている人間の姿を通して、「映像」がもつ力について主体的に考えていくことを試みています。


CREDIT

田口康大