学ぶ

生き物と人間の関わりを問うアーティストAKI INOMATA
仙台うみの杜水族館に出展

ニュース

3710Labコミュニティメンバーのひとりであり、生き物と人間の関わりをテーマに活動するアーティスト、AKI INOMATAの作品が3710Labの取材をきっかけに、仙台うみの杜水族館での出展が決定。また、東京エレクトロン「solaé art gallery project」においても、第11回目アーティストとして新作が展示されます。

透明なアクリルの「やど」を背負ったヤドカリ。この不可思議な光景は、NY、バンコク、東京などの都市や建造物を模した透明な殻を3Dプリンタで出力し、生きたヤドカリに実際の「やど」として背負ってもらうというAKI INOMATAの代表作シリーズ《Why Not Hand Over a “Shelter” to Harmit Crabs?》のひとつです。

© AKI INOMATA

人間と動物の関係や、生き物の特性に着目しながら、人間社会へ深い問いを投げかけるINOMATA。本作では、「やど」から「やど」へと引っ越しをするヤドカリの姿から、これからの私たちの暮らしや住居、所有のあり方を考えることができるでしょう。

また、人工の「やど」で実際にヤドカリが住める環境をつくるため、CTスキャンで殻の内部構造を調 べ、長い期間にわたってヤドカリの性質を観察してきたINOMATAは、近年はさらなる生物学への興味から、様々な研究者のもとを訪れています。こうしたINOMATAの活動からは、「生き物のはたらきを知る」という学問や研究が、ときに私たちの社会や生活にも直結していることが見えてきます。

この度、3710Labの取材をきっかけに、《Why Not Hand Over a “Shelter” to Hermit Crabs?》の「Border」シリーズが仙台うみの杜水族館にて11月より展示されます(今後、展示の詳細はAKI INOMATA本人によるレポートを公開予定です)。

参照:海と人、水と人の新しいつながりを「うみだす」水族館 仙台うみの杜水族館・藤森館長インタビュー

また、3710Labメンバーの塚田有那がキュレーターを務める東京エレクトロン主宰「solaé art gallery project」においても、第11回目アーティストとして3ヶ月間、東京エレクトロンの社員食堂に新作《やどかりに「やど」をわたしてみる-Tokyo-》を展示いたします。

【東京エレクトロン solaé art gallery project】
※一般公開はレセプション・パーティのみとなります。
当日は作家とキュレーターによるトークショーも開催されます。

日時:2015年10月30日(金)18:30~20:00(開場 18:00)
会場:東京エレクトロン 社員食堂「solaé」 (東京都港区赤坂5-3-1 赤坂Bizタワー25階)
受付:18:00より赤坂Bizタワー1Fにて受付いたします。

solaé art gallery project
赤坂Bizタワー25階に位置する東京エレクトロンの社員食堂「solaé」に展示空間を設け、気鋭のアーティス トに発表の場を提供するプロジェクト。アーティストたちが創造性豊かな作品を展開することで社内に インスピレーションを与える空間を生み出すと共に、アートとテクノロジーやサイエンスが融合する表現や その作家たちを積極的に応援することを目的としている。

CREDIT

塚田有那

PROFILE

AKI INOMATA
1983年、東京生まれ。東京藝術大学大学院 先端芸術表現専攻修了。生き物のふるまいを作品コンセプトに 取り込み、主な個展に、「犬の毛を私がまとい、私の髪を犬がまとう」(HAGISO/東京/2014)、「Inter- Nature Communication」(NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]/東京/2015)、主なグルー プ展に「フランス大使館旧庁舎解体前プロジェクト No Man's Land」(旧在日フランス大使館/東京/2009) など。2014年、YouFab Global Creative Awards 2014 グランプリ受賞。


LINK