『佐渡に暮らす私は』【2020年度成果報告】

新潟県佐渡市

2021.05.30

2020年度、新潟県立佐渡総合高校1年生の「産業社会と人間」という1年間の授業から一冊の本が生まれました。タイトルは、『佐渡に暮らす私は』。

総合高校が設置する「総合科」は比較的新しい制度で、従来の普通科と専門科(職業科)の総合を意味しています。そんな総合高校で1年生が学ぶ授業「産業社会と人間」は、自分自身の将来の生き方や進路について考えることを目指したもの。みなとラボはこの授業に1年間伴走し、生徒たちが、働くことや暮らしについて考えを深める手助けとなるプログラムを実施しました。

誰にでも、働き、暮らし、生きてきた長い時間と考えの積み重ねがあります。それは生徒たちの身近な人にとっても同様です。そうした「身近な人の人生」は、若い人々がキャリアや生き方を考えるうえで、さほど注目されることはありません。でも考えてみると、生徒たちが育ち、日々暮らす同じ土地でまさに働く人々とは、そうした身近な人々にほかならないのです。

このプロジェクトを通して、生徒たちは「働くこと」「暮らすこと」について身近な人に話を聞き、自身の手でまとめ、それを記録として残しました。本書に記されているのは、そうして2020年度の1年生が聞き取った96名の佐渡の人々の生き方です。

人が「働くこと」、「暮らすこと」、そしてそれらがほかならぬ海に囲まれた佐渡という島で営まれているということ。どんな言葉でもまとめられない、96人分の生き方と96通りの言葉づかいを、どうぞご覧ください。

 

 

撮影・執筆 新潟県立佐渡総合高等学校

企画・監修 田口康大

アートディレクション・デザイン 伊藤裕

撮影 小倉快子(BOOKS f3)※当時

二刷 500部 (初版 2021年5月)

サイズ W156mm×H231mm

発行 3710Lab

助成 日本財団

 

3710Lab Store にて本書を販売しています。