『解決できなかったわたしたちの問題 〜海とごみと高校生〜/ペットルと黒いかげ』【2021年度成果報告】

長崎県長崎市

2022.09.15

この度、長崎県立長崎東高等学校2年生(制作当時)4名(プラスチッくじら:小倉葵、坂本ひなた、筑紫莉里花、堀川咲希子)が海洋ごみについて考えた本をみなとラボと一緒に制作いたしました。2022年8月22日に『解決できなかったわたしたちの問題 〜海とごみと高校生〜/ペットルと黒いかげ』を発行いたしました。

関わることで初めてみえてくる課題

活動のきっかけは高校の「総合的な探究の時間」という授業の一環からです。フィールドワークを進めるうちに、授業だけでは収まらない活動の多様さ、そして問題の根深さに気づき圧倒されます。その中で自分たちにできることを模索し、諦めることなく道を進みます。1年かけ、じっくりと活動を振り返ることで、点で行っていた活動が線へと繋がっていきました。

最初は絵本を制作したいという依頼でしたが、話を聞いていくと高校生みずからが行っている活動とそこで感じたことにとても意味があると思えてきました。そこで、絵本単体ではなく、みんなの活動も紹介し、さまざまな面から海洋ごみを考えてもらう本にしようと舵をきりました。

そのため、まずは自分たちの活動を精査・整理してもらい改めて考える機会をつくりました。インプットばかりになり、あの活動とこの活動がつながっているなどが見えづらく、情報過多でした。

紙面を通して伝えたいこと

生徒たちが実際に行った活動やそれに伴い見えてきた現実(左開き)。

そして、活動を通して考えたことや思いが4人を中心としたイラストと文章で描かれます。

本の反対側は、子どもたちに海洋ごみのことを知ってもらうための絵本(右開き)になっています。

自分たちの活動を伝えること、そして未来の子どもたちへ伝えること。そんな2つの側面から海ごみ問題を考える本になっております。

この本が、同じような活動をする生徒やそれを主導する大人たち、次世代の子どもたちにとって1歩踏み出すきっかけになることを願っています。

 

【書籍概要】

活動・執筆・撮影:プラスチッくじら
企画・監修:田口康大
編集:小倉快子
デザイン・絵本物語制作:村手景子
イラスト・絵:芦野公平
2022年8月22日発行 初版800部
印刷:藤原印刷株式会社
サイズ:W156mm×H231mm 48ページ
本体:1,800円+税
発行:一般社団法人3710Lab
助成:日本財団

WEBSTORE:https://3710lab.stores.jp/items/63104029b488721f6a7cf4f8