お知らせ

海とともに生きる未来を形作っていく「国際海洋環境デザイン会議 Side:Education」開催

2023.03.06

「海と人とを学びでつなぐ」をテーマに、2015年の創立以降、海洋教育とデザインを融合し実践的なプログラムを提供している一般社団法人3710Lab(みなとラボ・代表理事:田口康大)は、日本財団の助成のもと2023年3月21日(火・祝)、渋谷ヒカリエ 8/ COURTにて『国際海洋環境デザイン会議 Side:Education』を開催します。
本会議は、2022年7月に開催された『第一回国際海洋環境デザイン会議』の内容から教育にフォーカスし実施するもので、2022年度に「みなとラボ」が日本各地の教育の場や自治体、デザイナーたちと行った海洋デザイン教育のワークショップの事例を紹介します。あわせて、プロダクトデザイナーの深澤直人、倉本 仁、コンテンポラリーデザインスタジオwe+を迎え、2023年度のプロジェクト計画、海洋環境デザインスクール構想についても発表します。
世界を舞台に活躍するデザイナーたちや学生とともに、海について考える本会議に、是非ご参加ください。

国際海洋環境デザイン会議 Side:Education (International Conference on Design for Ocean Environments Side:Education)

【開催日】
2023年3月21日(火・祝) 13:30~16:15(13:00開場)
【開催形式】
現地開催/オンライン配信あり
※オンライン視聴の方には、開始前日までに配信URLをメールにてご案内いたします。
【会場】
渋谷ヒカリエ 8/COURT(東京都渋谷区渋谷 2-21-1 8階)
【入場】
無料、定員100名(着席)
【主催】
一般社団法人 3710Lab(みなとラボ)
【助成】
日本財団

【お申込】


以下リンクよりお申し込みください。
https://bit.ly/3IPQJGq

【タイムテーブル】

13:00 開場時間 
13:30 開演・みなとラボについて活動報告 田口康大(3710Lab)
13:50 海洋デザイン教育実施報告 ①「自分のまちの『おさんぽBINGO』を作ろうプロジェクト」 リポート「暮らしと海とのつながりを探るデザインの仕掛け」:笠原千昌(サン・アド) 
14:15 海洋デザイン教育実施報告 ②「海とごみと高校生」 トークセッション「終わらない問題にデザインは何ができるのか」:長崎県立長崎東高校プラスチッくじら × we+(林 登志也、安藤北斗、関口愛理) 
14:45 海洋環境デザインスクール構想について
14:55 スクール構想プログラム①「海洋デザインキャンプ」:倉本仁 
15:15 スクール構想プログラム②「海洋資源で焼きものをつくる」:we+ 
15:35 トーク「デザインと科学で海と生きる」:深澤直人 ファシリテーター:佐藤久美子(3710Lab) 
16:15 閉会

*予定につき変更になる可能性があります。あらかじめご了承ください。
*登壇者敬称略。

【登壇者】

笠原千昌(かさはらちあき)
広告制作会社、株式会社サン・アドのコピーライター、クリエイティブ・ディレクター。「ひと」と「ひと」とをつなげるコミュニケーションを基本に、言葉やアイディアでさまざまな場面で携わる。コンセプトメイクから、コピーライティング、ブランディング、広告活動、商品開発、ネーミング、作詞、絵本制作など、小さなものから大きなものまで手がける。TCC新人賞、ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS デザイン部門 GOLD、ブランディッド・コミュニケーション部門 BRONZE、朝日広告賞、日経広告賞、毎日広告賞、消費者のためになった広告賞などを受賞。
 

長崎県立長崎東高校 プラスチッくじら
長崎県立長崎東高等学校(R4年度卒業)の4名(小倉 葵、坂本ひなた、筑紫莉里花、堀川咲希子)による海洋ごみに関する活動チーム。高校の「総合的な探究の時間」という授業の一環で、地元・長崎の海をきれいに保つため、海洋ごみ問題の現状を伝えたいと活動を開始。2022年秋、みなとラボと共同で書 籍『解決できなかったわたしたちの問題 ~海とごみと高校生~/ペットルと黒いかげ』を発行。今後も各々での活動は続いていく。
 

we+ (ウィープラス)/ 林登志也 安藤北斗 関口愛理
リサーチと実験に立脚した手法で、新たな視点と価値をかたちにするコンテンポラリーデザインスタジオ。林登志也と安藤北斗により2013年に設立。利便性や合理性が追い求められる現代社会において、見落されがちな多様な価値観を大切にしながら、自然や社会環境と親密な共存関係を築くオルタナティブ なデザインの可能性を探究している。 近年は、自然とともに暮らしてきた歴史を学び、自然現象の移ろいやゆらぎを生かすことで、自然と人工が融合した新たなもののあり方を模索する「Nature Study」などのリサーチプロジェクトにも力を入れている。
 

倉本 仁(くらもと じん)
1976年兵庫県生まれ。家電メーカーのインハウスデザイナーを経て、2008年に東京目黒に『JIN KURAMOTO STUDIO』を開設。プロジェクトのコ ンセプトやストーリーを明快な造形表現で伝えるアプローチで家具、家電製品、アイウェアから自動車まで多彩なジャンルのデザイン開発に携わる。素材や 材料を直に触りながら機能や構造の試行錯誤を繰り返す実践的な開発プロセスを重視し、プロトタイピ ングが行われている自身の ”スタジオ” は常にインスピレーションと発見に溢れている。iF Design Award、グッドデザイン賞、Red Dot Design Awardなど受賞多数。2015~2017年グッドデザイン賞 審査委員。
 

深澤直人(ふかさわ なおと)
1956年山梨県生まれ。1980年、多摩美術大学プロダクトデザイン学科卒業。同年 セイコーエプソン入 社。先行開発のデザインを担当。1989年渡米し、ID Two (現 IDEO サンフランシスコ)入社。シリコン バレーの産業を中心としたデザインの仕事に7年間従事した後、1996年帰国。IDEO東京オフィスを立 ち上げ支社長として日本のデザインコンサルタントのベースをつくる。2003年独立し、NAOTO FUKASAWA DESIGNを設立。現在は、ヨーロッパ、北米、アジアなど世界を代表 するブランドのデザ インや、日本国内の企業のデザインやコンサルティングを多数手がける。電子精密機器から家具、イン テリア、建築に至るまで手がけるデザインの領域は幅広く多岐に渡る。 2018年、米ニューヨークのノグ チ美術館(The Noguchi Museum)が創設した第5回「イサム・ノグチ賞」を受賞。多摩美術大学教授。 日本民藝館館長。
 

田口康大(たぐち こうだい)
3710Lab代表理事。青森県生まれ。秋田県を経て、宮城県仙台市で育つ。東京大学大学院教育学研究科附属海洋教育センター特任講師。教育学・教育人間学を専門とし、人間と教育との関係について 学際的に実践研究を行っている。近年は、人間が生きる上での表現のあり方について考察し、学校の授業デザインや、学校を軸にした地域づくりを通して、新しい教育のあり方を探求している。
 

佐藤久美子(さとう くみこ)
3710Labディレクター。大学卒業後、ハースト画報社(現ハースト・デジタル・ジャパン)にて「モダ ンリビング」「エル・デコ」の編集に携わる。3710Labのデザイン系プロジェクトのディレクターを担当しながら、フリーランスエディターとしてデザイン・建築系の媒体で活動している。

【国際海洋環境デザイン会議とは】

「国際海洋環境デザイン会議」とは増え続ける海洋ごみ問題や深刻化する海洋環境問題に対し、”デザイン” の分野からどのようなアクションができるのかを話し合い、具体的なアイデアを提案し、教育分野をはじめとする社会への実装を目指すものです。2022年7月に発足し、同年7月30日(土)東京都渋谷区にて「第一回 国際海洋環境デザイン会議」を開催しました。第一回開催時は、基調講演に深澤直人、登壇者にwe+、大城健作、倉本 仁、Sarah K、土田貴宏、山田泰巨、山野英之らを迎えました。

【3710Lab(みなとラボ)について】
https://3710lab.com/
法人取得日:2016年10月27日 設立日:2015年4月1日
代表理事:田口 康大/兼任 東京大学大学院教育学研究科附属海洋教育センター特任講師

2015年、みなとラボは海洋教育とデザインを融合し実践的なプログラムを開発・実施・提供するプラットフォームとして設立。多様な専門家との協働による実践的なプログラムを通して、環境問題や社会課題、地域のコミュニティ課題にも向き合っている。2021年からは、海洋環境デザイン教育プロジェクトを立ち上げ全国にて実施。同年、日本財団と瀬戸内4県とが取り組む海洋ごみ対策プログラム「瀬戸内オーシャンズX」の教育部門にてプロジェクトを展開。


【協業・支援をいただける企業・団体を募集中】
みなとラボでは、海洋環境にデザインと教育から働きかける活動を協働、支援いただけるサポーター企業・団体、デザイナーさまを募集しております。具体的に実施したいこと・協力したいことが決まっている、子供たちやデザイナーと商品開発をしたい、協力したいが何をやれるかわからないなどなど。本プログラムにご関心ある企業・団体様は以下よりお問い合わせください。

担当:田口康大
info[@]3710lab.com