お知らせ
みなとラボが発刊した「海洋環境デザインプロジェクト」の内容を一冊にまとめた書籍『OCEAN BLINDNESS 海洋環境デザインの未来』。デザイナー、エディター、アーティストなど多様な人々による、思わず手に取りたくなるレビューをお楽しみください。
書籍の詳細はこちら:https://3710lab.com/news/7172/
この本に飛び込むことは、新しい未知のプールに飛び込むようなものだ。芸術家、科学者、そして徹底的な調査によって導かれた探求は、想像力の旅を提供する。それと同時に、私たちが直面している文字どおり私たちの足元に打ち寄せている未知の宇宙を守り、調和して生きるという切実な状況への地ならしを提供してくれる。この『OCEAN BLINDNESS』は、何かを創作する人にとって、私たちすべての原点となる場所を今一度見直すための必読書である。– Lucas B.B. / Papersky magazine
目次「はじめに」では、デザインと海洋環境の関係について、みなとラボがどのように関心を持ちアプローチしているのか、とても参考になりました。この書籍では、エコロジーの問題に取り組むための物語の重要性が強調されています。また、多様な活動(ワークショップ、デザイナーとのコラボレーション、インタビュー、オブジェの収集など)が示されています。みなとラボが取り組もうとすることを理解するのに役立ちました。– Isabelle Daëron / デザイナー
「海」という一見漠としたテーマを、
デザインというフィルターを通すことで、
問題点を顕在化したり、豊かさに気づけたことに、
改めて「デザイン」の〝機能〟を再認識しました。– 小熊千佳子/グラフィックデザイナー
海を知ることは、未来を考えること。
そこにある自然と自分の生活がいかにつながっているのか、
発見に満ちた刺激的な一冊でした。– 江口宏志 / mitosaya薬草園蒸留所 / 蒸留家
私は、都市の人々にとって、海は一つの潜在的で観賞的な対象として、少し距離を感じる場所だと感じていた。 その対象にデザインという価値を与えることで、日常の活動的な空間として追求すべき価値を示すことになり、人間と自然の両方のための付加価値を創出することになる。海を科学的、経済的な探求対象ではなく、人間と共存できる創造的な空間として見るデザインの目と、その中に隠された価値を引き出し、共有するためのデザイナーたちの熱意を感じた。– ユンボム / アーティスト
海と私たちが共生していく未来を想うことができる貴重な一冊に感じました。様々な角度から海に向き合った密度の濃いプロジェクトを見ていくと私たちの生きていくためのヒントが海には散りばめられていると感じます。その一部として海女文化について触れていただいたこと本当に嬉しく思います。– 佐藤千裕 / 元海女
昨年、みなとラボが主催し開催された会議およびエキシビション「OCEAN BLINDNESS ー私たちは海を知らないー」に参加した私にとっては、改めて展示を振り返りつつ読み応えのある一冊でした。 今までみなとラボを知らない方にとっては、海に向き合う入門書としても楽しい1冊になるでしょう。– 小池美紀 / HOW.INC
当たり前に気づく事が難しい現代社会において、私たちの生活のベースには、海や自然の恩恵が必要不可欠であるという当然の事実に改めて気付かされます。これからのものづくりのあり方に、新しい変化が起こっているように、一人の生活者として、正しい選択をし続けるため、この一冊を常に手の届くところに置いておきたい。– 石野田輝旭 / FLOOAT, Inc
海を眺めたり、海になってみたり、思考したり、表現したり……。本書に編纂された、海を真摯に見つめるさまざまな視点に触れているうち、忘れそうになっていた最も根本的で大切なことを思い起こさせられた。ーーわたしたちは海なしでは生きられない。– 匿名 / デザイン業