お知らせ

展示「Ocean On Land Living Room」第二回 国際海洋環境デザイン会議

2023.09.27

海洋環境デザイン

Ocean On Land Living Room

Styling / YUMI NAKATA

インテリアスタイリスト・中田由美による、見て触って、海を知り、海を感じる、リビング空間が第二回 国際海洋環境デザイン会議に登場。ミニマルかつソフトなデザインのソファの中材は、デンマーク沿岸で採取された海藻。贅沢な肌触りのラグは、ゴーストギアと呼ばれる海に流出した漁網などの漁具をリサイクルした再生素材。海に流れ出てしまったプラスチックごみの再生素材から生まれたスピーカーやテーブルなど。一見それとは気がつかないけれど、暮らしの中で海とつながるインテリアを体感することができる。

▶︎Curtain

《Scrap_CMYK》Kinnasand/クヴァドラジャパン

Scrap_CMYK は、使用済みのペットボトルを再生したリサイクルポリエステル100%のテキスタイル。デザインを手掛けたグラフィックデザイナーの長嶋りかこは、そのアップサイクルな製品のコンセプトに着想を得て、印刷エラーの偶発的な模様をデザインパターンとして採用した。W300mm

詳細はこちら: https://www.kvadrat.dk/ja/kinnasand/about/journal/scrap_cmyk-by-rikako-nagashima-for-ki-lab

▶︎Floor Tiles

《マーモリウム・モジュラーシェード》Forbo/田島ルーフィング

マーモリウム・タイルは亜麻仁油やロジンなどの天然の原料で製造される床材。原材料生産から工場出荷まで、オフセット無しでカーボンニュートラルを達成。さらに生分解性の循環型製品で廃棄時にも配慮し、全51種類とバリエーションも豊富で、天然素材ならではの素材感が空間を豊かに彩る。

Forbo 詳細はこちら:https://www.forbo.com/flooring/ja-jp/marmoleum/cqtjml

田島ルーフィング 詳細はこちら:https://tajima.jp/marmoleum/

▶︎Stool

《BENU TALENT》Christian Fischbacher/日本フィスバ

「BENUリサイクルコレクション」の10周年を記念して発表された「BENU TALENT」を張ったスツール。ベルベッドのような上質なテクスチャーが特徴で、パイルにはペットボトルを100%リサイクルした糸を使用。張地やカーテンとしても使用可能。W1400mm

詳細はこちら:https://catalogue.fisba.co.jp/products/list?category_id=1230

▶︎Sofa

《Module Sofa》A.PETERSEN/アクタス

デンマークの伝統的な製法を再現し中材にアマモを使用したA・ピーターセンのソファ。デザインを手がけたクリス・L・ハーストロムは、複数の用途に使えるフレキシブルなソファシステムで、デイベッドやイージーチェアとしても活躍。円筒形の背もたれクッションが個性を放つ。W1450×D700×H660/SH420mm

A.PETERSEN 詳細はこちら: https://apetersen.dk/products/modul-sofa/

アクタス 詳細はこちら: https://www.actus-interior.com/

▶︎Lounge Chair

《Hale PET Felt Lounge Chair》DeVorm/イスティーレ

オランダの家具メーカー、DeVormのラウンジチェア。リサイクルペットボトルからつくられる「Pet Felt(ペットフェルト)」を使用したシートと背もたれはソフトな質感と緩やかなフォルム。スティールの脚部が全体をミニマルに仕上げている。W630×D630×H680/SH390mm

DeVorm 詳細はこちら:https://www.devorm.nl/products/hale-pet-felt-lounge-chair

イスティーレ 詳細はこちら:https://estile.jp/brand/devorm/

▶︎Stool

《Bit Stool》Norman Copenhagen/モーベリ

Bit Stoolは、家庭や産業ででたプラスチック片を、120℃の融点まで加熱し特殊な型で成形した100%再生プラスチックのスツール。座るだけでなく、テーブルや彫刻としても存在するユニークなフォルムと、プラスチック片によって1点ずつ異なる表情も魅力。φ360×H420mm

詳細はこちら:https://moobeli.co.jp/chairs/stools/normann-copenhagen-bit-stool-cone-blue/

▶︎Side Table

《Bowl Table / Coffee Waste》Mater/スカンジナビアン・リビング

デンマークの家具ブランド、メーター。アユシュ・カスリウォルが手掛けた「ボウルテーブル」を、コーヒー殻と産業用プラスチック廃材を混合した素材でプロダクト化。廃棄時には分解できるよう設計されており、簡単にアップサイクルできる。φ46×H53cm

詳細はこちら:https://scandinavian.co.jp/product/bowl-table-coffee-waste-black-m/

▶︎Cushion

《Rebirth Cushion》Resortir/アスプルンド

 デニム端材を再利用した張り地に、海洋プラスチックごみの再生綿「スープレルブルー」を使用した中材を使ったクッション。中材のプラスチックは、途上国から適正な価格で買い取られるなどソーシャルな取り組みも行われている。450×450mm

Rebirth Cushion 詳細はこちら:https://www.asplund-contract.com/product/10317/

スープレルブルー 詳細はこちら:https://www.asplund-contract.com/news/8962/

▶︎Cushion(LINEN)

《LINEN CUSHION》CASAMANCE/アスプルンド

リネンやシルクなどの天然素材を積極的に取り入れ、『最高級の品質と最先端のデザイン性で常に新しい提案をしていく』がポリシーのフランスのインテリアファブリックブランドCASAMANCEのクッション。450×450㎜/650×650㎜

詳細はこちら:https://www.asplund-contract.com/product/10316/

▶︎Wrapping Bag

《Eco -Wrappin’》Biopac/モダナー

プラスチックの廃棄物汚染問題と、インドネシアの海藻農家の貧困を解決に導く思想から生まれたアイテム。海藻でできたパッケージは、そのまま食べても問題なく、万が一海洋に流出した場合でも、魚が食べて分解してくれる。

詳細はこちら:https://www.biopac-jp.com/

▶︎Interior Objects

Newtab-22

《Sea Stone Table Mirror》W75×D55×H215mm,

《Sea Stone Cosmos Tray》φ280mm, 

《Criff Series Vase Industrial》W120×D120×H220mm/Newtab-22

Newtab-22はソウルとロンドンを拠点とするデザインデュオ。自然素材や見過ごされている素材を使用し、作品の成果によって持続可能な社会に寄与することを目指している。Sea Stoneシリーズはリサイクルされた貝殻、鉱物の土、砂などを素材として制作。Criff Seriesのフォルムと粗い表面は、海の崖と堆積岩からインスピレーションを得て制作したもの。パールと幾重にも重なった石を混ぜ合わせたオブジェクトは全てが個性の異なる仕上がり。

詳細はこちら:https://www.newtab-22.com/

▶︎Speaker

Gomi 《Gomi Speaker》/Gomi

Gomi Speakerのケーシングは、英国内の廃棄物から調達した100%リサイクル不可能なプラスチックを使用。モジュラー・デザインは、無限の修理と生涯続くサウンドを意味する。IPX6等級の耐水性で、あらゆる方向からの水しぶきを完全にシャットアウト。フルレンジ・ネオジムドライバーによる臨場感あふれるサウンドが特徴。W200×D70×H95mm

詳細はこちら:https://gomi.design/products/collection-one

▶︎Interior Objects

COMPANY 《Sea Matryohska》/COMPANY/ Aamu Song

海の生き物のマトリョーシカ。デザインユニット・COMPANYは様々な国の古くから伝わる手仕事に触発されながら、伝統工芸と現代のデザインを組み合わせた作品を制作している。ロシア・セメノフ町の職人が製作を行い、リンデン材に漆で仕上げている。海の食物連鎖をシンプルな絵付けで表している。約 250 mm x 120mm

詳細はこちら:https://www.com-pa-ny.com

▶︎Movie

《detritus》/Gak Sato

3710LabとJAMSTEC(国立研究開発法人海洋研究開発機構)による共同プロジェクト「ZaBoon」で製作した映像音楽。ミラノを拠点とするGaku Satoが深海調査研究船「かいれい」に乗船し、無人探査機「かいこうMK-Ⅳ」による深海の調査を行った。海底調査中の海中の音と映像をクローズアップし、ソナー音や、ある一定の音程を拾いあげ製作したもの。

Zaboon 詳細はこちら:https://za-boon.com

主催・共催

主催:3710Lab(みなとラボ)
2015年、海洋教育の実践的なプログラムを開発・実施・提供するプラットフォーム として設立。海洋や教育、デザインなどの専門家と協働し、海洋教育とデザインを融合した実践的なプログラムを実施。環境問題や社会課題、地域のコミュニティ課題に向きあっている。

共催:日本財団
日本財団は、ボートレースの売上金からの交付金を財源として、国境や分野を超えて様々な角度から社会課題解決をサポートしていく、日本最大の社会貢献財団です。 市民、企業、NPO、政府、国際機関などさまざまな立場の人々と連携し、年間約1,000団体に対する助成事業や日本財団自ら推進する支援事業(自主事業)を実施することで、国内外の社会課題の解決に挑戦しています。海洋・船舶に関する問題の解決、福祉や教育の向上、大規模災害の影響を受けた地域への復興支援や災害対策支援、人道支援や人材育成を通じた国際貢献など、活動分野は多岐にわたります。https://www.nippon-foundation.or.jp/

「国際海洋環境デザイン会議」について
海洋と人間の共生に「デザイン」の分野から向き合い、アクションを起こすべく発足。海洋問題の解決や海の持つ魅力の探究などを行う世界の海洋環境デザインを共有し、国内外のゲストによるトークやワークショップなどを通して、参加者とともに海洋環境デザインのあり方について議論を行う。2022年7月に東京都渋谷区にて「第一回国際海洋環境デザイン会議」を開催。基調講演に深澤直人、登壇者に山野英之、we+、大城健作、倉本仁、Sarah K(Supercyclers)、土田貴宏、山田泰巨らを迎えた。