お知らせ

〈プログラム概要〉第二回 国際海洋環境デザイン会議 「OCEAN BLINDNESS ー私たちは海を知らないー」開催

2023.09.04

海洋環境デザイン

OCEAN BLINDNESS ー私たちは海を知らないー

過去に類を見ないほど暑い今年の夏。
国連事務総長のグテーレスは「地球沸騰化」という言葉を用いて、この異常な状態に警鐘を鳴らしました。人類が経験したことのない夏。そこに大きく影響を与えているのが、海です。
海は、私たち生命を生存可能にする存在。豊かな生き物を育み、物流の大きな要となり、エネルギーの宝庫でもある。海は人間の営みそのものです。一方で、海は地球上の最大の未踏の地であり、多くの可能性を秘めながら私たちはそれに気が付いていません。私たちが海をみているとき、それは海のほんの一部なのです。
みなとラボは、大きすぎて見えていない海、見えているようで捉えきれない海について、「OCEAN BLINDNESS」という言葉をテーマに、「デザイン」を通して紐解いていきます。

概要

みなとラボと日本財団との共同開催で2023年9月29日 (金)〜10月9日(月・祝)まで、六本木のアクシスギャラリーにて「OCEAN BLINDNESS ー私たちは海を知らないー」をテーマに、「第二回 国際海洋環境デザイン会議」及びエキシビションを開催します。

地球の70%以上を覆う広大な海。あまりにも広く大きな海の存在ゆえ、私たちはその全貌をいまだ捉えることができません。それどころか、高度に都市化する暮らしの中で海とのつながりはさらに遠のいてしまっています。その現状を「OCEAN BLINDNESS ー私たちは海を知らないー」と位置付け、海の可能性や魅力を探求することから深刻化する海洋問題まで、さまざまな論点と視点を「デザイン」の座標を持って向き合うために「第二回 国際海洋環境デザイン会議」及びエキシビションを開催します。 

第二回目となる本会議では、OCEAN BLINDNESSを乗り越えるためにデザインができることを探ります。その一つとして、第一回目から参加する深澤直人、we+とともに実践してきた海洋環境デザインワークショップの成果を報告します。また、ドットアーキテクツ+コンタクト・ゴンゾ、本多沙映、COMPANY(Aamu Song & Johan Olin)など新たなクリエイターたちによる海とのつながりを多様な方法で体験するワークショップを実施。会議の終盤には、私たちが知っている海/知らない海について確認し、参加者とともにOCEAN BLINDNESSについて考えを深めていきます。さらに視点を深めるために写真家の津田直を迎え、海と人との関わりの源流を探るフィールドワークの話から、海を「知る」ことについて考えます。

同時開催となるエキシビションでは、海産物、海洋プラスチック、廃棄物、海洋文化など、多様な海の世界を表現する海洋環境デザインのプロダクトや建築の他、海洋環境デザインワークショップで立ち上がった作品を展示。会場構成はwe+が行います。

会議・エキシビジョンについて

第二回 国際海洋環境デザイン会議 2nd International Conference on Design for Ocean Environmentsエキシビション「OCEAN BLINDNESS ー私たちは海を知らないー」展

開催日:2023年9月29日(金)〜10月9日(月・祝)
時 間:10:00〜20:00
(9月29日は16:30〜21:00、最終日10月9日は〜15:00まで)
休館日:無休
会 場:アクシスギャラリー(東京都港区六本木5-17-1 AXISビル4F)
入 場:無料
主 催:3710Lab(みなとラボ)
共 催:日本財団
特別協力:THE DESIGN SCIENCE FOUNDATION
協 力:アクシスギャラリー、アルテック、クリスチャン・フィッシュバッハ、甲子化学工業、スカンジナビアン・リビング、田島ルーフィング、DeVorm、ニュートラルワークス.(ゴールドウイン)、博展、ハーマンミラー、フォルボ・フロアリングB.V.、ボーネルンド、三菱鉛筆、武蔵野美術大学
(2023/9/15時点)


お申し込みフォーム】

以下のフォームよりお申し込みください。

https://forms.gle/G4Bng1KbnPBZFh9Z8

●会場は入場自由となり、展示をご覧いただきながらプログラムへの参加や聴講が可能ですが、ドットアーキテクツ+コンタクト・ゴンゾ、COMPANY(Aamu Song & Johan Olin)、本多沙映による参加型のワークショップは事前申込みが必須となります
●各プログラムへの見学をご希望の方も、座席の準備のため事前申込みにご協力ください。なお、参加者多数になった場合は受付を締め切らせていただくことがございます。
【上記フォームよりお申し込みができない方】
info@3710labにお問合せください。その際には、参加希望のプログラムをお知らせいただけますと幸いです。


SCHEDULE および会議プログラム

9月29日(金) 
16:30〜 開場・内覧会
17:45〜 開会挨拶(一般社団法人3710Lab代表:田口康大)
18:00〜日本財団常務理事:海野光行 対談「海と人との関わりをデザインする(仮)」

「次世代に豊かな海を引き継ぐ」ために多様な事業を展開する日本財団。新しい時代を創るプロジェクト開発や戦略的パートナーシップの構築、社会課題に向き合うための取り組みの工夫、海洋とデザインとのつながりについて話します。

19:00〜20:30 
深澤直人による公開ワークショップ「私の思い描く海」

この夏、全3回の日程で行っているデザイナーを対象にした海洋環境デザインワークショップのDay3を公開実施します。プロダクトデザイナーの深澤直人とともに、参加者それぞれが思い描いた「海」のデザインが完成。成果物を発表し、その「海」について話し合います。ワークショップの様子はこちら

9月30日(土)
13:00〜 ドットアーキテクツ+コンタクト・ゴンゾによる
トーク&ワークショップ「The Storm」

作品制作についてのお話しの後、来場者の皆さんと身体を使って「海」をつくりだします。私たち自身が海を想像して波をつくることはどのような体験をもたらすか。六本木に「海」が現れます。ワークショップへの参加は事前申込制、定員15名。

15:00〜 we+によるワークショップ実施報告「Materials From The Ocean」
we+と学生2名が広島県呉市・江田島市の海岸をめぐり、さまざまな素材を採取。広島ならではの漁業や環境、郷土資料からインスピレーションを得て加工と実験を繰り返し、マテリアルの新たな可能性を検証しています。ワークショップの様子はこちら

15:45〜 倉本 仁による今秋実施予定のワークショップ
「The Ocean Campingー海から立ち上がる形ー」に向けたクロストーク
デザインを学ぶ学生、若いクリエイターたちと鹿児島県の離島、加計呂麻島におけるデザインキャンプで行われるワークショップ。先行リサーチの過程から見えてくる、各クリエイターの海に関する思考をトレードするトークセッションを行います。

16:30〜17:30 we+、倉本仁、ドットアーキテクツ、コンタクト・ゴンゾによるトークディスカッション「海洋環境デザインはどう形作られるか?」
海洋に向き合うクリエイターの育成を目指し行われる海洋環境デザインワークショップ。海と創作をつなぐ上で何が大事になるのでしょうか。ワークショップがどのように実施された/るのかについての話を聞きながら、海洋環境デザインのエッセンスを探ります。

■10月1日(日)
13:00〜15:00頃 COMPANY(Aamu Song & Johan Olin)による
トーク&ワークショップ「Sea Shell Workshop」 

ヘルシンキを拠点にするデザインデュオ、COMPANY(Aamu Song & Johan Olin)が、世界の貝殻や海藻を素材に、生き生きとした海の生き物になれる特別なお面を製作するワークショップです。30分程度のトークもワークショップも見学いただけますが、ワークショップの参加は事前申込制、定員10名。

15:30〜 本多沙映によるトーク&ワークショップ
「Diving Into Ama Culture ー海女文化に学ぶー」 

伊勢志摩でリサーチプロジェクトを進めてきたデザイナーの本多沙映は、海女が使う道具、スカリにフォーカス。既製品を組み込みながら、各々自分らしいスカリを作る海女の海の知恵をヒントに、自分と海をつなぐ道具を作ります。トークでは今年春まで石鏡漁港で海女をされていた佐藤千裕さんも登壇。トークもワークショップも見学いただけますが、ワークショップの参加は事前申込制、定員10名。

17:30〜 博展とwe+によるクロストーク
「仮設空間の装飾におけるサステナビリティと海洋資源の可能性」

本展の会場構成を担当したwe+と博展によるクロストーク。博展からはサステナビリティを推進する白川陽一と鈴木亮介が参加し、資源循環や環境負荷の低減を踏まえたイベント装飾実現に向けた取り組みから見えた課題や考察を出発点に、海洋資源や海洋ゴミなどのイベント装飾活用の可能性を探ります。

■10月2日(月)〜10月6日(金) 
会議やワークショップ開催の予定はありません。展示をお楽しみください。
※トム・ディクソンによるオンライントークを開催予定。

■10月7日(土)
13:30〜 全体ディスカッション「海洋環境に向き合うデザインのアイデア」
話題提供者
監物うい子(JAMSTEC
長井裕季子(JAMSTEC
大坪岳人(
NEUTRALWORKS.
会議とエキシビションを振り返りながら、あらためて私たちは海について何を知り、知らないのか。ゲストによる話題提供をきっかけにしながら、参加者とともにOCEAN BLINDNESSについての考えを深め、これからの海洋環境デザインのアイデアを描きます。

16:00〜17:00頃 写真家・津田 直と3710Lab代表・田口康大による
トーク「Oceanscape As Dialogue」

写真家・津田直とともに、海と人、その関わりの原点を探るーー。我々は、フィールドワークを北海道・オホーツク海沿岸で実施。海、森、川、遺跡を訪れ、いにしえの人々が暮らした地に立ち、海を眺めました。過去に引かれたラインの上に立つことで見えてくる風景がある。この先、そのラインをどう現在へと繋げていくべきか。国内外のフィールドに赴き、撮影をしてきた写真家・津田直とみなとラボ代表の田口が語ります。

■10月8日(日)〜10月9日(月・祝) 
会議やワークショップ開催の予定はありません。展示をお楽しみください。9日最終日は15:00閉館。

注意事項


●基本的に撮影は可能ですが、撮影をご遠慮いただくプログラムがある可能性があります。会場内でのアナウンスに従ってください。
●本会議では、主催者による記録・広報等のため、イベントの写真撮影・録画・録音、を行う場合がございます。予めご了承ください。


「OCEAN BLINDNESS ー私たちは海を知らないー」展 展示品一部ご紹介


登壇者プロフィール

深澤直人(ふかさわ なおと)

1956年山梨県生まれ。1980年、多摩美術大学プロダクトデザイン学科卒業。同年 セイコーエプソン入社。先行開発のデザインを担当。1989年渡米し、ID Two (現 IDEO サンフランシスコ)入社。シリコンバレーの産業を中心としたデザインの仕事に7年間従事した後、1996年帰国。IDEO東京オフィスを立ち上げ支社長として日本のデザインコンサルタントのベースをつくる。2003年独立し、NAOTO FUKASAWA DESIGNを設立。現在は、ヨーロッパ、北米、アジアなど世界を代表 するブランドのデザインや、日本国内の企業のデザインやコンサルティングを多数手がける。電子精密機器から家具、インテリア、建築に至るまで手がけるデザインの領域は幅広く多岐に渡る。2018年、米ニューヨークのノグチ美術館(The Noguchi Museum)が創設した第5回「イサム・ノグチ賞」を受賞。多摩美術大学教授。日本民藝館館長。
https://naotofukasawa.com https://thedesignsciencefoundation.org/
@naoto_fukasawa_design_ltd/ @the_design_science_foundation

倉本 仁(くらもと じん)

1976年兵庫県生まれ。家電メーカーのインハウスデザイナーを経て、2008年に東京目黒に『JIN KURAMOTOSTUDIO』を開設。プロジェクトのコンセプトやストーリーを明快な造形表現で伝えるアプローチで家具、家電製品、アイウェアから自動車まで多彩なジャンルのデザイン開発に携わる。素材や材料を直に触りながら機能や構造の試行錯誤を繰り返す実践的な開発プロセスを重視し、プロトタイピングが行われている自身の ”スタジオ” は常にインスピレーションと発見に溢れている。iF Design Award、グッドデザイン賞、Red Dot DesignAwardなど受賞多数。グッドデザイン賞審査副委員長。
https://www.jinkuramoto.com/
@jinkuramoto

we+(ウィープラス)/ 林登志也 安藤北斗 関口愛理 

リサーチと実験に立脚した独自の制作・表現手法で、新たな視点と価値をかたちにするコンテンポラリーデザインスタジオ。林登志也と安藤北斗により2013年に設立。日々の研究から生まれた自主プロジェクトを国内外で発表しており、そこから得られた知見を生かした、R&Dやインスタレーション等のコミッションワーク、ブランディング、プロダクト開発、空間デザイン、アートディレクションなど、さまざまな企業や組織のプロジェクトを手がける。Dezeen Awards / Emerging Design Studio of the Year Public Vote(英)、EDIDA / Young Designer ofthe Year Nominee(伊)、日本空間デザイン賞金賞他受賞多数。作品はドイツのVitra Design Museumなどに収蔵されている。
https://weplus.jp/
@weplus.jp

dot architects(ドットアーキテキツ)

建築家ユニット。大阪・北加賀屋にて、アート、オルタナティブ・メディア、アーカイブ、建築、地域研究、サークル、NPOなど、分野にとらわれない人々や組織が集まる「もうひとつの社会を実践するための協働スタジオ」コーポ北加賀屋を拠点にしている。設計だけに留まらず、施工、リサーチプロジェクト、アートプロジェクトなど多岐に渡って活動中。第15回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展(2016)にて審査員特別表彰を受賞(日本館出展作家)。第2回小嶋一浩賞受賞。現在のメンバーは家成俊勝、赤代武志、土井亘、宮地敬子、池田藍、勝部涼亮、小林明日香の7人。
https://dotarchitects.jp/
@dotarchitects.jp

contact Gonzo(コンタクト・ゴンゾ)

2006年結成。肉体の衝突を起因とする牧歌的崇高論を応用し、即興的なパフォーマンスや映像、写真作品の制作、マガジンの編集などを行う。多くの国際展や芸術祭などに参加し、観客とともに既存の価値観の転覆を計る集団である。現メンバーはNAZE、松見拓也、三ヶ尻敬悟、塚原悠也の4人。独自に製作した構造物でレモンなどの果物を時速100キロで撃つ事ができる。
@contact_gonzo

本多沙映(ほんだ さえ)

デザイナー / ジュエリーアーティスト。武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科非常勤講師。既存の価値体系に詩的なアプローチでゆるやかに疑問をなげかけながら、オルタナティブな美意識を探究。自然と人工物の境界線が曖昧になりつつあるこの世界を俯瞰で見つめながら、新しい価値をかたちにしている。作品はアムステルダム市立美術館、アムステルダム国立美術館、アーネム博物館に永久所蔵されている。
www.saehonda.com
 @sae_honda_

COMPANY (Aamu Song & Johan Olin)

フィンランド、ヘルシンキを拠点に活動するJohan Olin(ヨハン・オリン)とAamu Song(アーム・ソン)からなるアート、デザイン・ユニット。ヘルシンキで自身がデザインしたプロダクトを販売するショップ「Salakauppa」を手掛ける。2007年から伝統工芸との融合を試みるプロジェクト「Secrets」シリーズを開始。ミラノ・サローネやロンドン・デザイン・フェスティバルなど大規模な国際展にも参加。2010年にはフィンランドのデザイン分野で最も栄誉のあるフィンランド国家デザイン賞を受賞。
https://www.com-pa-ny.com/
@com_pa_ny

津田 直(つだ なお)

1976年神戸生まれ。世界を旅し、ファインダーを通して古代より綿々と続く、人と自然との関わりを翻訳し続けている写真家。文化の古層が我々に示唆する世界を見出すため、見えない時間に目を向ける。2001年より国内外で多数の展覧会を中心に活動。最近では、現代美術のフィールドを越えて他分野との共同制作や雑誌連載、講演会、特別授業も行う。主な展覧会に『SMOKE LINE-風の河を辿って』(資生堂ギャラリー、2008)、『エリナスの森』(三菱地所アルティアム、2018)、音楽家・原摩利彦氏との共作『トライノアシオト』(太田市美術館・図書館、2022)などがある。2010年、芸術選奨新人賞美術部門受賞。大阪芸術大学客員教授。https://tsudanao.com

監物うい子(けんもつ ういこ)

海洋研究開発機構(JAMSTEC)研究プラットフォーム運用部門(MarE3)掘削計画支援室。東京都生まれ、幼少期は房総の海辺で過ごす。東京都立大学にて生物学を専攻し、大学院修士課程では海産軟体動物のアメフラシについて研究。2007年、国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)入所。海洋科学の普及・広報、アウトリーチ業務等に従事し、メディア対応、イベント、SNS、ウェブコンテンツ制作など幅広く担当。2020年よりJAMSTECの所内ベンチャー「オフショアテクノロジーズ」に広報担当として参画。趣味は磯遊び。

長井裕季子(ながい ゆきこ)

国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC) 准研究員。1984年東京生まれ。2018年に横浜国立大学にて社会人博士課程後期を修了し、博士(学術)を取得。専門は細胞生物学や動物行動学。有孔虫という小さな生物を飼育しながら、殻を作る仕組み(バイオミネラリゼーション)や生態をテーマに研究を行っている。(https://researchmap.jp/2yu_kochu4

大坪岳人(おおつぼ がくと)

1979年石川県出身。2004年ゴールドウイン入社。「ザ・ノース・フェイス」のアパレル部門のマーチャンダイザーとして素材開発から製品企画を担当し、21年まで同ブランドのディレクターとして企画とマーケティングの統括に従事。同年4月から「GET YOU READY」をタグラインに、ココロとカラダをニュートラルに整えいつでも“READY”な状態へとサポートするブランド「ニュートラルワークス.」の事業部長に。

海野光行(うんの みつゆき)

日本財団常務理事。「次世代に豊かな海を引き継ぐ」をテーマに「海と日本プロジェクト」などの様々な事業を展開。国内外における、政府、国際機関、メディア、企業、大学、研究機関、研究者、NPO・NGO等とのネットワークを駆使してソーシャルインパクトを生み出し、地球環境問題をはじめ、海洋において国際的なイニシアティブを発揮できるよう、新しい時代を創るプロジェクト開発や戦略的パートナーシップの構築を進めている。


主催・共催

主催:3710Lab(みなとラボ)
2015年、海洋教育の実践的なプログラムを開発・実施・提供するプラットフォーム として設立。海洋や教育、デザインなどの専門家と協働し、海洋教育とデザインを融合した実践的なプログラムを実施。環境問題や社会課題、地域のコミュニティ課題に向きあっている。

共催:日本財団
日本財団は、ボートレースの売上金からの交付金を財源として、国境や分野を超えて様々な角度から社会課題解決をサポートしていく、日本最大の社会貢献財団です。 市民、企業、NPO、政府、国際機関などさまざまな立場の人々と連携し、年間約1,000団体に対する助成事業や日本財団自ら推進する支援事業(自主事業)を実施することで、国内外の社会課題の解決に挑戦しています。海洋・船舶に関する問題の解決、福祉や教育の向上、大規模災害の影響を受けた地域への復興支援や災害対策支援、人道支援や人材育成を通じた国際貢献など、活動分野は多岐にわたります。https://www.nippon-foundation.or.jp/

「国際海洋環境デザイン会議」について
海洋と人間の共生に「デザイン」の分野から向き合い、アクションを起こすべく発足。海洋問題の解決や海の持つ魅力の探究などを行う世界の海洋環境デザインを共有し、国内外のゲストによるトークやワークショップなどを通して、参加者とともに海洋環境デザインのあり方について議論を行う。2022年7月に東京都渋谷区にて「第一回国際海洋環境デザイン会議」を開催。基調講演に深澤直人、登壇者に山野英之、we+、大城健作、倉本仁、Sarah K(Supercyclers)、土田貴宏、山田泰巨らを迎えた。