レポート

【開催報告】海のミュージアムブックをつくろう! 代官山ティーンズクリエイティブ

2025.09.01

ものづくりワークショップ

みなとラボは2025年8月30日(土)、代官山ティーンズ・クリエイティブのアートスクールにて、海をテーマにしたワークショップ『海のミュージアムブックをつくろう』を開催しました。
海と気持ちを結びつけながら、さまざまな海を想像し、自由に表現するこのワークショップ。今回も、子どもたちの豊かな発想力と表現力で、新しい海への視点が生まれました。その様子をレポートでお届けします。

ワークショップ開始前

今回のワークショップの持ち物は「海の思い出」。

ワークショップが始まるまでの時間に、子どもたち全員でその「海の思い出」について話し合いました。中には、実際に海で撮った写真や、海で拾った貝殻・石などを思い出として持ってきている子もおり、それぞれのエピソードを楽しそうに共有していました。

海の気持ちを考えてみよう

ワークショップが始まり、最初のワークで行ったのは「海の気持ちを考えてみよう」です。

まずは目を閉じてそれぞれが自由に海を想像してみます。砂浜に寄せる波、のんびり泳ぐ魚たち、夕暮れに染まる海……。一人ひとりが思い浮かべる風景はまったく違い、海には多様な姿があることを確かめました。そのあと、みなとラボが制作した「SEA PHOTO CARD」を使って、写真に写る海の表情や雰囲気について、みんなで感じたことを共有しました。「魚たちが泳いでいて、海が楽しそう」「もうすぐ雨が降りそうだから、海はイライラしてそう」など、海そのものだけではなく、周囲の環境や生き物の様子から気持ちを読み取る声も多く、さまざまな視点が自然に広がっていきました。

どうやって気持ちを絵に表現する?

海の写真から感情を読み取ったあとは、その感情をどのように表現できるのかを考える時間です。

スケッチブックに描かれた数枚の絵を紙芝居のようにめくりながら、線の動きや強弱、色づかいを工夫することで、さまざまな気持ちが生まれることを一緒に確かめていきました。それぞれの自由な解釈や発想が次々と出てきて、大人も子どもも関係なく、お互いの表現や気づきから学び合う時間となりました。

気持ちを描こう

ここからは、多様な「海のきもち」を描くワークです。

「楽しい」「悲しい」「イライラ」など、これまでみんなで話し合ってきた海の感情をもとに、5~10枚の絵をそれぞれ描いていきます。すぐに筆が進み10枚以上を描き上げる子もいれば、じっくり考えながら数枚を丁寧に仕上げる子も。制作の途中では、子どもたち同士で作品をのぞきこんだり、互いにアドバイスを交わしたりする場面も見られ、教室はますますにぎやかになっていきました。

製本してみよう

それぞれの絵が描き上がったら、いよいよ製本の時間に入ります。

描いた絵を並べ替えたり、持ち寄った思い出の品を切り貼りしたりしながら、一冊の本へとまとめていきました。紙を並び替えて、感情の移り変わりを物語にする人もいれば、ひとつの気持ちをさまざまな表現でまとめて、図鑑のように仕上げる人もいて、どの作品にもそれぞれの個性があらわれていました。

用意した表紙にはあらかじめ四角い窓が開けてあり、その窓を生かして、見える絵柄を整えたり、切り方を工夫して波が見えるようにしたりと、さまざまなアイデアを加えました。最後に表紙の厚紙とブックカバー、奥付をつけて、オリジナルのミュージアムブックが完成しました。

まとめ

今回のワークショップでは、海という身近でありながら未知で捉えにくいテーマを通して、子どもたち一人ひとりの“感じる力”と“表現する力”が大きく引き出されました。海の気持ちを想像し、線や色でその感情をかたちにし、最後は自分だけの一冊にまとめ上げる過程は、海と自分の関係を見つめ直す時間でもありました。子どもたちの手から生まれたミュージアムブックが、これからも海を想像し、海とつながるきっかけとなることを願っています。

作品ギャラリー

イベント概要

日 時|8月30(土)13:00~15:00
会 場|代官山ティーンズ・クリエイティブ
対 象|小学生以上〜25歳までの学生
参加費|なし
持ち物|海の思い出
運 営|株式会社マザーディクショナリー
※本プログラムは、日本財団の助成のもと実施しました

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