レポート

みなとラボ・インターンシップ生のご紹介

2023.07.18

地域

みなとラボでは今年の春からインターンシップの受け入れをはじめました。今回ご紹介する後藤理菜さんは、みなとラボがかつて地域でおこなったプロジェクトの参加者でした。数年後の今、またこうしてつながれたことは、我々にとってもとても嬉しい出来事です。
下記はインターン 後藤さん本人による自己紹介です。後藤さんの今後の活動も含め、みなさまどうぞ応援よろしくお願いいたします。

みなさま、はじめまして。この度、みなとラボで長期インターンシップをさせていただくことになりました、東京藝術大学先端芸術表現専攻修士1年の後藤理菜と申します。

今回インターンシップをさせていただいた経緯としては、みなとラボさんが主催していた宮城県気仙沼市大島での高校生企画に参加しており、「あの企画面白かったなぁ」と覚えていたことがきっかけです。

しかし大島での企画の直後、LINEのバックアップをしていなかったため出会った人たちの連絡先をパァにするという事件を起こしており、皆さんとはそこで連絡を途絶えておりました。

美大に進学して4年目の終わりごろ、お世話になっていた先生のFacebookの投稿にどこか見覚えある写真と名前のアカウントが返信しており、それがなんと、みなとラボメンバー理事の菅野康太さんで今回に繋がったという訳です。

私はどういう者かといいますと、秋田県内を49ccの原付で総距離約3000km一人旅したり、微化石の展覧会を主催したり、高2の時には隣町に一人で行ったこともない状態で、ハワイへ2週間旅したりしていました。

秋田公立美術大学にて撮影(2022年)

この飽くなき好奇心とタフな行動力は周囲からのお墨付きなので自分の良い点なのではないかと思います。お察しの通り、一人旅大好き人間なので暇があると冒険がてらフラッとどこかへ行ってます。

また、「海」には小さな頃からずっと興味があり、今でもワクワクする存在です。しかし、東日本大震災の際は津波により実家が全壊したり、家族を亡くしもしました。かといって、海に対する愛着は変わりません。地元の気仙沼に帰省する際なんかは必ず海に寄ってのんびり過ごしますし、牡蠣やホタテ、エビ、イカ、鯛など海鮮が大好きです。

宮城県気仙沼市杉ノ下漁港(2023年)

大学3年生の時には大学から資金を得て、海を漂う小さな微生物の殻をテーマにした展覧会を主催したりもしました。その際には、他大学の専門家や鉱業博物館さん等にご協力を頂き、実際に微化石を採取したりしました。海の古生物が好きになった理由も、地元気仙沼の岩井崎という海岸一帯がフズリナなどのサンゴ化石で形成されていて興味を持ったことがきっかけです。

「微化石セカイ」2021.9.4~12 秋田県秋田市フォンテ6F 美大サテライトセンター

今回みなとラボさんでインターンシップをさせていただくことは、大好きな海のことに関わりながら、自分のスキルも活かしつつ海に対する知見を深めていけるので、自分にとって最高の機会と思っております。 

大学院で勉強と制作も励みつつ、海洋教育の普及にお力添えできますよう精一杯頑張らせていただきます。それでは、何卒よろしくお願いいたします。

後藤理菜