レポート

『Sea Through Words-ことばで海を考える vol.0』発刊

2023年度成果報告

2024.05.10

ワークショップ海洋教育

発刊のお知らせ

この冊子は『Sea Through Wordsーことばで海を考える』の準備号です。

広大で深く、どこまでいっても謎をはらむ海について考える手立てはさまざまありますが、ここではあえて「ことば」に手段を限定し、その限られたところから見える眺めに、可能性を託します。

具体的には、海にまつわる本・小説・エッセイなどをある人が読み、そこから一個の文章を抜粋して、「なぜそのテキストを選んだか」についてショートエッセイを書いてもらう、ということを積み重ねていこうと考えています。

海について読むこと、書くことを、ひとつのテキストをきっかけにしてつなぎ、さまざまな人たちの言葉を集めながら、一冊の本に織り込んでいくようなイメージです。

また、同じことを、中高生などを対象にワークショップ形式でおこなって、おたがいの文章を読んで対話をするという企画も実施します。書き言葉だけでなく、誰かの話し言葉、語り・聞く、交わされる言葉からも、海について触れていこうとする試みです。


目次

海を読む、海を書く

 『ジャッカ・ドフニ 海の記憶の物語(上・下)』津島佑子

 『冷海深情―シャマン・ラポガンの海洋文学1』シャマン・ラポガン

 『白鯨』ハーマン・メルヴィル

海を語る、海を聞く

 「海に住む少女」(『海に住む少女』ジュール・シュペルヴィエル 所収)

 ※ワークショップ実施 私立岡山中学校


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クレジット

企画・編集・文:みなとラボ、田口康大、福原悠介

デザイン:吉村雄大

発行:みなとラボ出版

助成:日本財団