レポート

広島県福山市

福山でみつけた「かたちともよう」ワークショップ ①

2023.08.10

イベント地域ワークショップ海洋教育

みなとラボと福山にある複合施設「 iti SETOUCHI( イチ セトウチ)」と共同で、福山のかたちを自分たちで描くワークショップ【福山でみつけた「かたちともよう」】を全2回で実施します。第一弾として、7/30にワークショップを開催しました。
自分がみつけた福山の風景、海を感じる写真を撮り「街のかたちともよう」を描きました。

ワークショップの概要

みなとラボと iti SETOUCHI( イチ セトウチ)と共同で、福山のかたちを自分たちで描くワークショップ【福山でみつけた「かたちともよう」】です。海に興味関心を持ち、海に関する問題を身近にするため、まずは「自分が暮らす街をみよう」をキーワードに子どもの知的好奇心に働きかけます。自分が暮らす街を意識し観察することで、その土地ならではの特性をみつけ、知るきっかけをつくります。自分と街がどんな関わりがあるのかを考えます。

第一弾として、自分がみつけた福山の風景を写真に撮り「街のかたちともよう」を描きます。第二弾として、鞆の浦でみつけた漂着物や自然物を観察し、「海のかたちともよう」を描きます。それぞれに出来上がった「かたちともよう」は福山のオリジナルパターンとして、福山のいまを伝えます。

7/30 ワークショップ1回目

2023年7月30日(日)、自分が思う福山らしい「かたちともよう」、自分が暮らしている街の中で「海」を感じる「かたちともよう」を事前に撮影し、それについてのワークシートを記入し、当日持参。

「福山らしさ」って、意外と難しいんですよね…。でもみなさん思い思いに写真を撮ってきてくれました!意識して街をみてみるといつもとは違う発見があるようで、「福山城」「バラが有名だから」「鉄をつくっている」「太陽がキラキラしてた」と街の様子を教えてくれたり、「カニや魚にみえた」「波みたい」「船がみえた」と街中でも海を感じることができる子どもたちの視線は、大人の私たちにも新しい視点をくれます。みんなが撮影してきたものをみて、福山らしさとは何か、どんな特徴があるのか。自分の暮らす場所について考えました。

そのあと子どもたちは撮影した写真の中から福山の街を伝える「かたちともよう」の輪郭を鉛筆で抜き出していきます。迷いなく進めていく姿はなんだか頼もしいです。それをみていく講師は香川県在住の画家・山口一郎さん。撮った写真をみながら下書きを書いていきます。それを山口さんにチェックしてもらい、ここを残そう、ここがいいね!などアドバイスをもらいながら本番の紙に清書。細かなディティールを描くのではなく、その輪郭や一部を残していきます。写し書きをするため、どんどん子どもたちはガラス面で作業。立ち姿がかっこいい!みんな集中して描き進めてくれました。

今日はここまで!それぞれが描き出した「かたちともよう」をみてみると、とっても魅力的な線が浮かび上がってきました!

次回について

2回目のワークショップで描いたものと合わせて、デザイナーさんの手によってひとつの福山のパターンをつくります。ぜひ楽しみにしていてください!

2回目は9/18(月・祝)です。鞆の浦にて実際の海をみながら、気になった「かたちともよう」を描きます。まだ若干数ご参加いただけますので、ご興味ある方は エントリーフォーム よりお申し込みください。