レポート

【開催報告】「第15回海洋教育こどもサミット in 東北(オンライン大会)」

2025.12.18

学校イベント行政・自治体地域探究学習環境海洋教育

2025年11月28日(金)に「第15回海洋教育こどもサミット in 東北(オンライン大会)」(以下、こどもサミット)が開催されました。今回の海洋教育こどもサミットは、「みんなでつくる海のミュージアム」というテーマです。みなとラボは、運営や全体進行のサポートを行いました。

プログラム内容

開会行事 
面瀬小学校5年生の生徒代表から開会宣言がされました。 東京大学大学院教育学研究科附属海洋教育センター長・山名淳氏より「海にはたくさんの命・歴史・未来があります。皆さんが海にどんな物語を思い描いているのか聞くのが楽しみです。」との言葉がありました。気仙沼高校の生徒から全体のねらいの共有がされ、こどもサミットが始まりました。

実践発表セッション 
次に、3~4校で1グループの計8グループに分かれての発表と質疑応答が繰り広げられました。

各学校の海洋教育の学びを通してまとめられた地域の事柄が発表されました。Bグループ洋野町林郷小学校では、地元で有名なヘルメット式潜水の南部ダイバーや、ホヤ・ウニについて発表されました。ウニはシーアーチン(海のわんぱく小僧)と呼ばれ、さまざまなものを食べてしまうそうです。

深め合いセッション
さらに、「わたしが届けたい海のものがたり」というテーマのもと、児童生徒が描いた絵画と自分の考えを発表します。「綺麗な海を残したい」、「津波の災害についての注意喚起」、「地元の漁業を持続させたい」など、思い思いの素敵な絵と共に児童生徒の想いが届けられました。

そして、全体でグループごとにどのような意見が挙ったのか、それぞれグループ代表の教員から簡潔にまとめられました。

それぞれの発表に対して、「大切にする・守る・つなぐ・受け継いでいく等、未来に繋いでいくために出された共通のキーワードが挙げられました。どうすることが大切にするということなのか、誰が大切にし、どうつなぐのかを考えてみてほしい。このサミットが行動のきっかけになってほしい。」と気仙沼市教育委員会からもコメントが寄せられました。

閉会行事
日本財団常務理事・海野光幸氏は、5500mの深さから採取したマンガンノジュールやメガロドンの歯を見せながら「皆さんの言葉で海の物語を届けてくれて嬉しく思います。世界的にみても気仙沼の学校で行われている海洋教育の探究は貴重で学びがあります。海に関したプロジェクトを作っていく中で、自分は知らなかった海が広がり、まだ知らない海を問いとして感じます。地域に根付いた持続的な海洋教育をこれからも広げていきたい。」と語りました。

最後に、洋野町立大野中学校の生徒代表から「他の地域の特徴がわかって勉強になりました。これからも地域の良さを大切に、地域の海を守るためにできることを考えていきたいです。」と閉会宣言があり、第15回海洋教育こどもサミットは幕を閉じました。

開催概要

テーマ 「みんなでつくる海のミュージアム」~「海と生きる」学びや体験を記録し、広め、次の学びへつなげよう~

期日 令和7年11月28日(金)13:10~15:45

会場 各校 ※参加校は全てオンラインによる参加

主催 宮城県気仙沼市教育委員会、岩手県洋野町教育委員会、一般社団法人3710Lab

共催 東京大学大学院教育学研究科附属海洋教育センター、気仙沼 ESD/RCE 推進委員会

参加校 気仙沼市(10小5中2高:17校) 洋野町(7小3中:10校) 鶴岡市(1高:1校)

取材・文:
3710Lab