早いもので2月から始まった選書連載企画「Read the Sea」も前回で10回目を迎えました。
ここで企画について改めて少し振りかえってみたいと思います。そして今日はこどもの日ということで、これまでの選書の中から「子どもに読んでもらいたい「海」に関する本」をご紹介します。
「Read the Sea」は、数多くある本の海を泳いでいく道標として、個人書店を中心とした多様な選書者から「海」をテーマに本を選んでもらう企画です。テーマは下記の4つ。海という大きなテーマをその書店がどう捉え、何を届けたいと思うのか、おのずとそのお店らしさが立ち上がってきます。
テーマ
- 子どもに読んでもらいたい「海」に関する本
- 大人に読んでもらいたい「海」に関する本
- ご自身にとっての「海」に関するお気に入りの1冊
- 直接「海」は出てこないが「海」を感じられる1冊
今回選んでいただいている本はほとんどがまだ書店で購入できるものです(一部は絶版になっていたり、古書として販売されていたりします)。せっかくならその週末に気になった本をすぐに買いに行ってもらえたらいいなと思い、毎週金曜日夕方17:30に記事を更新しています。
毎週更新ということもあり、おかげさまで前回でvol.10を更新することができました。気になる本は見つかりましたでしょうか?弊団の本棚にはそれらの本がどんどん増えています。知らなかった、読めていなかった本ばかりで通勤の電車時間が良い読書タイムになっています。
みなさんからもこの本読んだよと感想をもらえる仕組みにできないかなといま考えています。また学校や教育機関へリストをまとめて活用してもらえるようにもしたいなと思っています。今後の更新も楽しみにしていただけたら嬉しいです!
「子どもに読んでもらいたい「海」に関する本」
vol.1 汽水空港 モリテツヤ
『だいちゃんとうみ』太田大八(福音館書店)
vol.2 ひとやすみ書店 城下康明
『海のアトリエ』堀川理万子(偕成社)
vol.3 曲線 菅原匠子
『みなとまちから』作:nakaban 絵:植田真(佼成出版社)
vol.4 ON READING 黒田杏子
『明るい夜』チェ・ウニョン 著/古川綾子 訳(亜紀書房)
vol.5 BOOKSライデン 前田侑也
『スイミー』作:レオ=レオニ 訳:谷川俊太郎(好学社)
vol.6 1003 奥村千織
『増補新版 いま生きているという冒険』石川直樹(新曜社)
vol.7 TUG BOOKS 田山直樹
『海洋を冒険する切り絵・しかけ図鑑』絵:エレーヌ・ドゥルヴェール、文:エマニュエル・グランドマン、訳:檜垣裕美、監修:三宅裕志(科学同人)
vol.8 READAN DEAT 清政光博
『海からの贈物』アン・モロウ・リンドバーグ(新潮社)
vol.9 Title 辻山良雄
『なみのいちにち』阿部結(ほるぷ出版)
vol.10 ホホホ座浄土寺店 山下賢二
『コンテナで太平洋を渡る』田巻秀敏(自費出版)